2012年3月6日火曜日

マレー語に関する章(20)マレー語でも読める!



 《マレー語でも読める!
 「マレー語でも読める!

 学問に早合点(はやがてん)は、絶対許されない。

 次に当時間違いなく日本にいたもう一つの人々である

 インドネシア系の人の言葉ではどうなるか、見てみよう。

 マレー語では「ペーメール」=政府。

 「ペーメーロク」=抱擁する者、保護者。

 なんと!

 これもまた、いかにも女王卑弥呼にふさわしい名前ではないか!

 しかしここでは、彼女の国籍が問題なのではない。

 ページ数にかぎりのあるこの本では幾らおもしろくても脱線してはいられない。

 国籍はあとまわしにして、当時の日本語について考えるほうが先である。

 といっても当時の日本について書いた記録は、

 この『魏書倭人章』以外にはないのだから、

 逆に当時の中国人が「卑弥呼」と「当て字」したのは、

 日本流に発音すればどんな言葉だったのか、と考えるしかない。

 多分彼女の時代も含まれていると考えられる日本の記録である

 『古事記』『日本書紀』などの古代文献から、

 名前につかわれている「ピェ」「ミャル」「ゴ」に

 相当する文字を選びだして並べてみよう。

 日本語は、この「ピェ」と発音されていた「卑」を「ヒ」と発音し、

 「ミャル」の「彌」を「ヤ・ミ」という発音に変えている。

 だからもちろん、

 この『魏書倭人章』の当て字以外は、

 こんなふうにピェとか、ミャルといった発音のものはない。

 なぜなら『日本書紀』が編集された時の中国は唐代で、

 その時の発音が日本に入ってきて、今まで使われているからである。

 だからたとえこの「ピェ・ミャル・ゴ」が本名だったとしても、

 記録のほうでは日本語化しているはずである。

 それに注意して拾いだしてみると次のような文字が考えられる。

 ピェ:稗、冷、氷、比、日、火、(稗によく似た文字=穂、これは日・火のホ音に合う)

 ミャル・ミェ:宮、見、造=ミヤッコ、三重、耳、御、美、目、芽、女、売、馬

 ゴ:御、五、後、呉、語、午、牛、児、子、胡、期、許

   言語復原史学会
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 《参考》
 古代時代の考古学の最新発見・発表・研究成果
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 存在価値が問われる我が国の発掘考古学の現状

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