2012年3月10日土曜日

マレー語に関する章(24)邪馬臺国の発音とよく似た世界のコトバを拾ってみると



 《邪馬臺国の発音とよく似た世界のコトバを拾ってみると
 「邪馬臺国の発音とよく似た世界のコトバを拾ってみると

 「邪馬台ってなんのこと?」ときかれたある大学教授が、

 「それは大和(やまと)のことです」と答えたのを見たことがある。

 聞いた人はそれで黙ってしまったが、

 私なら、もう一度こう聞く。

 「ではヤマトつてなんのこと?」と。

 恐らくその教授は

 「それは邪馬台(タイ)をヤマトと読んだものです」と答える。

 彼はそれ以上のことを知らなかったから

 「大和のことだ」と答えたのだから……。

 では邪馬臺とはどんな意味をもった名前なんだろう?

 ある本にそれは中国人になんと発音するかと尋ねれば、

 いちばん正しい発音が分かるからといって、

 中国の人に発音してもらったら、

 それは「チェマタ」だったから、

 自分の知っている「千俣(チマタ)」が邪馬台国だという説があった。

 この説でいくと、

 にぎやかな街のことをチマタ(巷)というのも、関係があることになる。

 『魏書倭人章』によると邪馬壹(イチ)国は、

 七万戸もある当時としてはたいへんな大都市だから、

 この<巷>という文字のもつ意味とよくあっている。

 しかし、もうお分かりのように、今の中国人はペキン語で話す。

 とても古代の魏の時代の発音は知らない。

 だからこの説は最初から間違いだったので、長続きしなかった。

 またそれは広東語だ、という説もある。

 「甚大」と書いて「シャムターイ」と発音するから、

 当時超大都市だった邪馬台国にはぴったりの形容だというのだ。

 しかし世界の言葉を調べてみると、

 そのていどの似た発音と似た意味とをもった言葉はまだまだ幾らでもある。

 それに近いアジアの言葉を並べてみよう。

 ヤマ    山          日本語

 ヤマ    死の神        ジャバ語

 ジャマ   イスラムの僧院長   マレー語

 ジャバル  山          アラブ語

 ヤマン   父          サング語

 ジャマ   おとうちゃん(子供語)セラム語メナド語

 ジャブット 天帝・造物主     アラブ語

 ジャマット 議会・集会      アラブ語

 ジャマーハ 宗教会議       広インド語

 シヤマ   タイ人(シャム人)  マレー語

 サマンダル 海          ヒンドスタニー語

 サマータイ 悟り・三昧・止観   タイ語

 どうだろう、それらしく見えるのではないだろうか?

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 《参考》
 古代時代の考古学の最新発見・発表・研究成果
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 存在価値が問われる我が国の発掘考古学の現状

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