『浦和レッズレディース』 猶本光サポーターズサイト
『ひねもす至福の時』
『誕生日の花と花ことば』
『湘南ベルマーレ』
《明星院・広島県(歴史&地名)他》
『広島・明星院』
『広島・明星院』
『madiのブログ』
『My ブログ』
《考古学&古代史の諸問題》
《参考:年表・資料》
Matのジオログ
『My ブログ』
《考古学&古代史の諸問題》
《参考:年表・資料》
Matのジオログ
さいたま朝日WEB
『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
セブンネット
『ひねもす至福の時』
『誕生日の花と花ことば』
『湘南ベルマーレ』
《明星院・広島県(歴史&地名)他》
『広島・明星院』
『広島・明星院』
『madiのブログ』
『My ブログ』
《考古学&古代史の諸問題》
《参考:年表・資料》
Matのジオログ
『My ブログ』
《考古学&古代史の諸問題》
《参考:年表・資料》
Matのジオログ
さいたま朝日WEB
『日本創世紀』:倭人の来歴と邪馬台国の時代小嶋秋彦
セブンネット
≪大山椒魚と曲玉(勾玉)≫
大国主神である「大黒主神」の祖像は「大山椒魚」である。
大国主神である「大黒主神」の祖像は「大山椒魚」である。
「多久」と訓む「繹魚」は「爾雅」によると「鯢(げい)魚」で
「山椒魚」を意味する。
その注に
「今鯢魚似鮎、四脚、前似[猿(袁→彌)]猴、後似狗、
聲如小兒啼、大者長八九尺。」とある。
サンショウウオには二種類ある。
体長大きくても15~20センチメートルのものと
体長大きくても15~20センチメートルのものと
大山椒魚である。
「繹魚」の「大者謂之鰕」、「鰕、繹魚」とする。
「繹」の訓名について
大漢和辞典は
「セキ、シャク、エキ、ヤ「とく」とも「睪声」と記す。
「睪」は「エキ、ヤク、デフ、ネフ」と共に
「タク、ヂャク(正誤)」と記しており、
これまで「睪」字を用いてきた理由はここにある。
つまり「睪」は山椒魚であり、
その大なるものを「鰕」というが、
それが「大山椒魚」である。
小型の山椒魚の種類は
棲息地域によって分散している。
棲息地域によって分散している。
本州に特徴的な種類は「黒サンショウウオ」である。
全体的にその背の色は暗褐色(黒)である。
また、古来「黒焼」ともいわれ、
干物にされるか焼かれて精力剤
あるいは子供の病の薬として用いられた。
イモリとその形がよく似ており
「イモリの黒焼」といわれたものには
山椒魚が含まれているに違いない。
「黒」とは山椒魚であり、
「大黒」とは「大山椒魚」である。
大山椒魚は前記の「爾雅」の説明にあるように
体長が8、9尺という。
これは中国の尺度であるが、
日本で確認されているものでは、
大きなもので160~180センチメートルに成長する。
彼等は清水がある峡谷にしか棲息しない。
そして驚くべきことに、
その寿命は80年~100年を超す場合もあるという。
古代における人の一生は50年程度だったと推測されている。
その時代に100年を生きる動物はそれだけで「神」として
尊崇される意義が十分あったはずである。
縄文時代から日本の国土の人々は
大山椒魚あるいは小さいものにしても
その他の山椒魚を
信仰の対象として大事にしていたと思われる。
その証拠が曲玉(勾玉)である。
山椒魚は両棲類のもの清い水のある
山椒魚は両棲類のもの清い水のある
滝つぼなどの石の下で
水中の穴に左右対になった卵嚢を産むが、
その形がバナナの房のように曲がっていて
勾玉と同型である。
長さは種類によって違うが、
2~15センチメートル程度である。
卵嚢には150~300の卵が包まれている。
まさに「曲がった卵(玉子)」である。
勾玉は縄文時代の後期晩期の遺跡から出土しているので、
その信仰がその頃から認識され始めたと考えられる。
大神神社の禁足地である
大宮谷や山ノ神祭祀遺跡初め三輪山周辺で
出土した子持勾玉も
山椒魚の卵嚢を祖型としたもので、
墳墓に納められたものは
再生への願いを込めたものと推測される。
再生後の長寿を祈ったであろう。
子持勾玉が特に大神神社に特徴的なのは
大国主神が「大黒」であり、
大山椒魚を祖像としているからである。
特に大神神社の禁足地から集中して出土しており大宮谷も
大黒谷であっただろうと推考したのはこの状況判断にもよる。
これを「ダイコク谷」と現在呼んでいる。
次に述べるように山椒魚は「ハザ」とも呼ばれており
三輪山をその南東巻くように流れる初瀬川は
この「ハザ」を祖語としており、
同山周囲はその信仰を表わす地名が散在する。
大黒主神である大国主神は縄文時代の後期から
日本国土で神格化され尊崇された。
日本国土で神格化され尊崇された。
現在大国主神は、
日本の最初に建てられた宮柱で「大黒柱」であったのである。
(山椒魚、特に大山椒魚は現在その棲息地が狭められている。
日本の自然環境の保護のため、
単なる天然記念物としてばかりでなく、
「国獣」として、自然の中で生きられるように
自然環境を変えていくべきで、
日本の環境のシンボルとすべき対象である。)
※出典:創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
執筆時期:1999~2000年
歴史学講座「創世」小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
歴史学講座「創世」小嶋 秋彦
0 件のコメント:
コメントを投稿