2015年10月31日土曜日

若草山の鶯塚


 ≪若草山の鶯塚≫

 出典:保育社:カラーブックス:
    古墳―石と土の造形―森浩一著:16頁

  《若草山の鶯塚》

  古墳にはいろいろな名称がつけられているが、

  優雅な点ではこの古墳の右にでるものではない。

  標高341メートルの高所に築かれた

  全長約百メートルの前方後円墳で、

  二段に築かれ、埴輪がたてられ、

  葺石が随所に見えている。

  後円部の頂には、鶯塚の石碑がたち、

  裏面にはこれが

  『延喜式』にでている平城坂上陵であり、

  清少納言が枕草子でいう鶯塚である旨がしるされている。

  享保18年に東大寺の康訓らが建てたのである。

  鶯塚は、高所立地の典型的な古墳であるが、

  前期でもその後半に築かれたものであろう。

  家形、舟形埴輪のほか、小型の内行花文鏡も出土している。
 
  「若草山」
  「鶯塚古墳」
  「古墳」
  「前方後円墳」
  「陪塚」
  「横穴式石室」
  「竪穴式石室」
  「銅鏡」
  「鉄剣」
  「銅鐸」

0 件のコメント:

コメントを投稿