2015年10月17日土曜日

婦人服のルーツ&埴輪スタイルはどこのものか


 《婦人服のルーツは》

 埴輪でわかる婦人服の特徴は、

 前身(み)ごろが広く、

 肩の前と胴で止めている。

 これは中国奥地からタイ国産地に住むリス族や、

 中国東北部の満州族、

 シベリアのギリヤーク族の衣服と、

 右前である点を除けば共通点が多い。





  
 《埴輪スタイルはどこのものか》
 
 この埴輪の女性たちは頭に何かをのせている。

 従来はこれを後世の島田髷のようなものとしてきたが、

 リス族もギリヤーク族も帽子をかぶっているのをみると、

 帽子でなかったとはいえないと思う。

 9ページの埴輪は袈裟襷をかけている。

 この習俗は現代でもタイ国女性の公式の風俗である。

 タイ国には古来、山地民族が混住し、

 リス族のわらじが日本のものとそっくりであるように

 同じ水稲文化を分けあっている。

 日本語と関連のあるタイ語も多く、
 
 小唄などにもよく似たものがある。

 タイの人々とは山地民族だけでなく、

 古代の交流が充分考えられるのである。


 「写真」





  ※出典:加治木義博・言語復原史学会
     「㈱保育社『日本人のルーツ』」

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