2015年9月23日水曜日

官僚(科挙)制度


 ≪官僚(科挙)制度≫

  「諸悪の根源は時代遅れの『科挙制度』」

  これは明治政権が、徳川政権の圧制手法を一掃せず、

  かえって輪をかけた悪政手法を採用したことに原因がある。

  もちろん西欧との極端な文化の差、

  ことに科学文明の遅れからくる国防力の貧困は、

  国が滅ぶ可能性のある瀬戸際にあった。

  とにかく先進国の侵略だけは防(ふせ)がなくてはならない。

  これが至上命令で、

  他のことをかえりみる余裕(よゆう)はなかったのである。

  そこで徳川政権が採用して、

  とにもかくにも300年、

  政権を維持できた方式である階級制度を継承して、

  天皇を絶対君主とする弾圧国家を作り、

  その支柱として利用したのが

  孔子(コウシ)の儒教(じゅきょう)だった。

  その

  「3尺さがって師の影を踏まず」というのが、

  教育者に利用され、

  教師は、どんなに薄ノロでも、

  「先生」という敬称で崇(あが)め奉られることになった。

  また教師がどんなに間違ったことを教えても、

  そのまま記憶して答案を書けば満点で卒業できたのである。

  このシステムは全ての職業にも採用され、

  国家が用意した定義だけが「善」で、

  それに反するものが「悪」とされ、

  国家のきめた定義を唯々諾々(いいだくだく)と

  守る男だけが採用されて官僚になった。

  教師たちももちろん官僚の一員である。

  これは徳川政権の発明ではない。

  孔子の登場で明瞭なように中国の

  『科挙(かきょ)制度』の物真似で、

  これが後に我が国が太平洋戦争に引摺りこまれて、

  せっかくの大日本帝国を亡ぼした

  諸悪の根源になったのである。


  「当然の結末、鎖国経済大国日本の末路」

  『科挙』は中国の唐代に制定されて

  清(シン)朝まで続いた文官登用試験の名で、

  パスすると官職につくことができる。

  ところが、

  試験官がその制度を悪用して賄賂(わいろ)を要求し、

  受験者もまた賄賂で地位を買うのは、

  資産を作り家を栄えさせ、

  家名を高めるための当然の行為で、

  受験という苦行の一部分ぐらいに思っていて、

  採用されて官職を得ると今度はその権力で国民を苦しめて、

  賄賂を搾(しぼ)り取り資産を没収して、

  贅沢を尽くすのが出世だと思っていた。

  これは心ある人なら許せない悪人だとお思いになると思うが、

  日本では現在でも、大学を受験するのは、

  官吏になり、高給社員になるためだというのが常識である。

  その官僚は今も実に多くの

  「許認可」権を握って「武器」に使っている。

  国民や企業が税以外にその許認可を得るために、

  どれだけ苦労し出費を強いられてきたか、

  男性社会では常識である。

  それが我が国の発明や企業の誕生を遅らせ、

  抹殺して日の目を見ずに、

  産業の発展を大きく阻害し、

  製品価格を吊り上げ、

  今みるような世界一の高物価国にしてしまったのである。

  もうすでに突入している国境のない経済社会時代には、

  在来のようなとんでもなく高価な

  「国内独占価格」では商品は売れず、

  国内価格による利益でカバーしてきた

  国外ダンピングも不可能になり、

  経済鎖国時代に生まれた巨大産業の終末期が

   すでに来ている。

 ○『出典』言語復原史学会・加治木義博:
           大学院講義録2・4~5頁


  「人類進化論」………地震よりはるかに恐ろしい大崩壊

  「子曰く」というような儒教型教育を

  学問だと思っていたのは紀元前の思考力、

  古代には「学ぶ」とは「真似る」ことであったが、

  それでは学問は人類の進歩についていけない。

  『学者』とは発明・発見能力を備えて、

  常に実行し業績を挙げている人をいう。
  
  ただ知識を切り売りして教えるだけの

  保守的なものは単なる「教員」に過ぎない。

  この二つを混同して区別できなかった過去の野蛮な状態が、

  世界中でどんどん崩壊し解消されつつある。

  日本の大学→官僚制度は

  中国の古臭い

  「科挙制度」模倣に過ぎないから時代遅れな

  「受験制度」はもう長続きはしない。

  またその制度が生む能力では

  「人真似産業」などの無能な企業弱者しかつくれず、

  21世紀初頭には維持できずに全滅して、

  代って世界に先駆けて新しいものを発見発明し創造できる

  「先進能力者」だけが生存できる新時代に入る。

  その「前触れ」がすでに世界的に始まっている。

  すでに金融界が崩壊を始めているがそれは

   バブル崩壊のせいではない。

  人類全体が古いものから脱皮して

  新しい知性をもち始めてきた現れである。
  
  それは無能な企業、金融界、政界、行政、法律、警察、

  既成宗教、学界、社会モラルの欠陥に

  気づいてそれに我慢できなくなり、

  古臭い商品に愛想を尽かし始めた進歩した新人類が、

  積極的に

  「善悪」の基準を改め、

  新しいものを求め始めたせいなのであって、

  すべて当然訪れることが決定済みの

  人類進化の必然的な過程に過ぎない。

   ○『出典』言語復原史学会・加治木義博:
             1995.10.29 レジメ


  「日本を取り巻く暗黒の過去と未来」

  人類は今、キリスト教、イスラム教、シンドゥ教などの

  信徒に分かれて対立し、

  互いに白眼視し合って、

  宗教が世界を分裂させかねない様相を呈している。

  一つ間違えば巨大な宗教戦争が起こって、

  たちまち世界戦争に拡大する恐れがある。

  信仰の違いがこれほどまに鋭く対立し始めているのは、

  私たち日本人にとっても他人ごとではない。

  私たちの生命線を握っている

   平和なグローバル民主政治と経済を、

  無残に破壊する現実は無視できない。

  だがそれだけではない。

  なぜなら、それらの巨大宗教は、

   その内容も歴史も一応、

  常識化していて、

  他の信者でも相手の宗教が

   どんなものか互いに知っている。

  だが日本の神道は、日本人自身でさえ、

   その真実をよく知らない。

  すべての日本人が尋ねられても返答に困る。

  しかも前記のように明治以後

  「日本だけが神州だ。

     日本の神だけが本当の神だ」と称して、

  侵略戦争を続け、

  世界の人々に大変な恐怖と犠牲を払わせた

   極悪の前科をもっている。

  そのために戦後、世界は日独伊を監視し、

  連合国の団結をはかるために

  『国際連邦政府』を作って運営してきた。

  だが戦後の日本官僚と歴代政権は、

  この事実を国民に知らせまいと、

  その名を「国際連合」と、

  わざと誤訳し省略して、

  それが日本人を敵として厳しく区別対する

  「旧連合国による連邦政府」であることを隠して、

  国民をいつわり続けてきた。

  ○『出典』言語復原史学会・加治木義博:
            大学院講義録13・10頁


  執筆の前に熟考する必要がある『企画』

  都市の大書店に行くと体験できるが、

  雑誌売り場は通るのに困る程の混雑だが、

  歴史書の専門書コーナーには人影がない。

  歴史書は売れないという印象をうけるが、

   それは錯覚だ。

  なぜなら、

   一般書の中にも歴史を題材にした本が大量にあり、

  そこでは立ち読みして買っていく人が大勢いるからである。

  同じ歴史書なのになぜ?こんなに違うのか?。

  それはそこで立ち読みをしてみるとわかる。

  一般書のほうは少なくとも読者層を考えて、

  それに合わせて興味本位に書いてあるが、

  専門書のはうは旧態依然とした権成主義で、

  「○○博士によれば…何々である…」式に、

  要点を羅列し、意見を述べただけのものが多い。

  これでは買う人は学者仲間か、

  受験に備えて辞書がわりに使う受験生ぐらいのものである。

  我が国の在来の学術書は、

  いまだに旧い官僚制度のままの大学組織の中で、

  戦前の勲章や位階勲等のような権威づけの道具でしかなく、

  むしろ「わかりにくいほうがいい」書物だ。

  難解なほうが高級で、著者も偉いとされているのである。

  しかしそんな時代錯誤の本は書いても無駄である。

  皆さんの著書は一人でも多くの読者に読まれる必要がある。

  それには執筆前に、

  どんな読者むけに、

  どんな書法で、どう書くか、

  細かく熟考して『企画』しておかねばならない。

   ○『出典』言語復原史学会・加治木義博:
             大学院講義録1・3頁


  「私たちは「宇宙怪物」?」

  読者も今は「天孫族」といわれても、

   べつに気にする人はいないと思う。

  しかしこの一節を読まれたあとは、

   きっと気になるはずである。

  いうまでもないが今の日本は、

  世界の助けがなければ

   絶海の孤島に合衆国なみの人口が飢えてひしめく、

  大変な「生き地獄」になる国だ。

  商品をいくら作っても買ってもらえなければだめだし、

  お金がいくら余っていても、

  石油や食料を売ってもらえなければ

   一カ月ももたない国である。

  そして今では私たち日本人の生活は、

  テレビで全世界に「まる見え」なのだ。

  それが戦前のままの「ものの考え方」、

  体質をもっている、と分かれば、

  こんどは天皇や総理がハラを切ったって、

  世界の人は許してはくれない。

  外国人の目からみれば、

  テレビで見る自衛隊や、

  日の丸の旗を立てて走りまわる自動車は、

  日本人が戦前の悪魔と同じ人間集団だと立証する

  証拠以外のなにものでもない。
  
  世界の人々はそれを見るたびに、

  心の中で十字を切り、

  一日も速く日本人が一人慣らずこの地球上から、

  消滅するようにと神に祈るのである。

  もちろん、そんなことを口に出していう人は少ないが、

  経済摩擦にかこつけて、連日テレビで報道される

  「激烈な反日行動」の裏には、

  このことが「爆発点」に達したとき、

  かならず表面化する「抑圧された感情」が、

  はっきりと色濃くにじみ出ている。

  その「嫌悪感」を、いっそう強く助長しているのが

  「日本人種の孤立した歴史」なのである。

  私たち自身、

  「世界のどの国の人たちと親戚関係にある」のか、

  はっきり説明できない。

  世界でも類をみない

  「人類のなかの無国籍もの」なのだ。

  外国人からみれば、

  天孫族とは

  「宇宙から流れてきた(人類以外の怪物)」

   なのである。

  そんなことで、

   どうして「国際化」などできるだろう?

  そばへ寄れば、

  「人類」の人々は気味わるがって逃げるだけだ。

  夜になってひと皮むければ、

  その下から「もの凄い正体」が、

  ニューツとでてきそうだからである。

  日本のこれからが、安心だと思う人は、

   余りにも世界のことも、

  人情も分からない「愚か者」なのである。

  仮に議員や官僚にそんな者がいたら、

   それは不適格者だ。

  これでなぜ?…

  「本当の日本の古代史」や、

  さらに詳しい「日本人のルーツ」が

  「緊急に」必要なのか、

   よくお分かりになったと思う。

  あとはご自分でいろいろ思索していただきたい。

  そして本当に世界の人たちに、

  心から愛され親しまれ、

  互いに助けあえる日が来るようにしていただきたい。

  ○『出典』言語復原史学会・加治木義博:
             HIMIKO225~226頁

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