2012年2月4日土曜日

パーリ語とサンスクリット語(2)



 ◎パーリ語~日本語(共通語抄辞典)

 アーガーリヤ    在家の(江戸時代は牢をアガリヤと呼んだ)。
 アーツラ      苦痛。病気。(ああ辛ら)。
 アカ        真実の(アカい心。赤心。は真実の心)。
 アケラ       赤裸。
 アサマ       岩石。(浅間山は溶岩の山)。
 アサマ       浅ましい。変った。(浅ましい姿は変った姿)。
 アチツカマティ   厚かましい。行きすぎた行為。
 アヂナバ      危ない。(薩摩弁アッナカ)。
 アッガッチャツティ あがっちゃって。
 アッタ       在った。
 アッダー      確かに。(薩摩弁アッデー)。
 アッタン      私。あたい。
 アバチンナ     大層。無茶苦茶に。(薩摩弁アバテンネ)。
 バナチ       話し。
 バンゾ       坊主頭。禿頭。
 バリカ       ばりき。強い力。
 バリサ       釣針。
 ビンズ       水。水滴。(沖縄弁ビー。)一(ビー玉)。
 ビラ        片。(花びら。ひとひらこひら、など)。
 ブヒル       震える。恐怖。(ブルブル)。
 ブフクティ     ふくれて。(ふくれっ面)。 
 ブフハタ      殺す者。(武夫。果たす,殺すこと)。           
 ブブラ       水泡。(関西弁で水はブブ)。
 ブヘカ       蛙。(薩摩弁ビッキョ)。
 ブホーガ      奉賀。受財。     
 チャッタ      捨てちゃった。(幼児語チャイ)。
 チエカ       知恵者。      
 チェッダナ     切断。    
 チェッパ      しっぽ,尻尾。    
 チンダチ      切断。     
 チャーピー     子供。仔獣。(おチャッピー)。   
 チャーヤー     日蔭。休憩所。    
 ダーラ       水流。(ダラダラ流れる。垂れる。薩摩弁水流。ヅル)。      
 ダイ        大嫌い。               
 ダマチ       吹く。(ホラを吹く、は、だます)。
            (薩摩では利口者を「生(い)ッダマッ」という)。
 ディ        2。二。(二郎のジ)。
 ディッチ      実地。見る。観察。
 ディンディム    デンデン太鼓。          
 ヅーラッカ     づらかる。逃げる。退ぞく。           
 ゾッカハ      ヅキヅキ痛む。苦痛。
 デワ        天王。天。神。
 デワクラ      天神の福。(古語でホコラをホクラ)。
 デワサダ      運命。神のさだめ。天声。
 ドサ        どさくさ。事故。
 ドパーラ      扉。
 エコジ       頑固。(関西弁エコジ)。
 エクス       致す。考える。
 エッタ       あった。此処に。
 エラカ       走る。(疲れて苦しいを薩摩弁エラカ)。
 ガタ        集団(敵ガタ,身カタは集団をさす)。
 ガチタ       合致した。結合した。(がっちりと)。
 ガナ        金鎚。
 ガンタ       鐘。
 ガラヤ       叱られる。(薩摩弁ガラユ)。
  グハーサ      牧草。(食はす、草)。
  グハナ       鼻。
  グーサ       糞。(くさい)。
  グハチ       鉢。
  ゴーシタ      申した。号令した。宣言した。
  ゴ         牛。
 ゴクラ       牛舎。(舎はクラー庫)。
 ゴッチャカ     群。種類。(ごちゃごちゃ。ごっちゃ)。
 ハー        あー。(感動詞。民謡のうたい出しのハー)。
 ハース       速い。(速さ。速し。馳す。走る)。
 ハシタ       笑う。戯れる。(はした無い)。
 ハタ        除く。(ハタく。塵ハタキ)。
 ハタツタ      果てた。殺された。
 ハラーハラ     騒動。猛毒。(ハラハラするもの)。
 ハラチ       払う。除く。
 ハリ        魅力。(ハリのある声、など)。
 ヒナ        鄙。ひな。(卑しい)。
 ヒマバソト     ヒマラヤ(氷はと。国はマ。)。
 ヒラ        片、杖。(ビラは同じ)。
 フフソカ      軽蔑家。傲慢もの。
 ヘ?        へえ?
 ヘッター      下。
 ヘマバタ      ヒマラヤの(バタは端。川端は川のそば)。
 イサカム      いささかも。僅か。少し。
 イチー       患らい。悩み。(痛むもの)。
 イッサツタ     射手。弓士。(薩摩」弁イッサビトは戦人)。戦士。
 イッチカー     女性(イチコは女巫)。
 イッチャチ     いちゃつく。欲求する。
 ジイヤ       老年。
 ジャマタル     婿。(薩摩弁の邪魔太郎。中国でも贅という)。
 ジャミ       屑。くず。安物。
 カーカ       烏。カラス。
 カージタ      噛じった。
 カーマム      構わん。
 カーメチ      欲。(ガメツイ)。
 カーラ       黒。打穀。(カラサオは打穀竿)。
 カター       語る。物語。
 カタッタ      作りごと。(かたり、嘘は作りごと)。
 カッダチ      描き出す。
 カッパカ      床屋。(おカッパは髪を切りそろえる)。
 カツラ       からい。辛い。
 カティナ      堅い。(薩摩弁カテ)。
 カナカ       黄金。(金の中の金)。
 カンカナ      環金。腕輪など。
 カンダチ      悲し。泣く。
 カンナ       娘。少女(奄美以南、カナ)。
 カパーラ      甲羅。頭(かぶり)。鉢。
 カパーラカ     かわらけ。小鉢。
 カパナ       可哀そうな。
 カポーラ      顔。頻。(かぶり)。
 カムミカ      神巫。管理者。
 カヤ        買う。
 カラカ       水瓶。(酒のカン瓶を薩摩ではカラカラ)
 キッカ       きつい。(薩摩弁キツカ)。難かしい。
 キッタ       縁を切った。捨てた。
 キッチー      成功。名誉。吉。
 キラヤータ     嫌った。(関西弁嫌いやった)。不気嫌。
 クサ        草。
 クハーダカ     食った者。
 クハニツチ     鍬。クワ。
 クハマー      我慢。
 クハリガタ     こり固まる。堅くなる。
 クムパ       水汲みガメ。(汲む瓶)。
 クラーバ      倉庫。
 クルーダ      怒った。(サツマ弁クロ-タ)。狂うた。
 ケサ        毛髪。
 ケッタ       田。(古語,食物はケ。食津田)。
 コマーラ      小供等。(関西弁コマイコラ)。小さい。
 マーラ       丸星根。円い部屋。天幕。
 マチカタ      町方。平らにならした土地。
 マヅラター     めづらか。甘美な。
 マド        惑う。酔迷。
 マッカ       嘘。偽書。(マツカな嘘)。
 マッカチャ     猿の。(尻は真っ赤)。
 マッガナー     求める。まかなう。(古語マグは求める)。
 マッサカ      真っ尖。頂上。
 マッジタ      混ぜた。(薩摩弁マジタ)。混じった。
 マッチ       母。雌魚。(アイヌ語マチは女性。薩摩弁で雌はメッッ)。
 マッチカ      真土の。土製の。
 マッヤーラ     猫。(沖縄弁マヤー)。
 マナバ       学生。(まなぶ者)。
 マニ(マニカ)   餃子。サイコロ。(古語マニは占い。→マニカ)。
 マル        風の神。(だから船に丸の名をつける)。
 ミタ        量を見た。(見た。と満たす)。計量。
 ムカ        向。前面。門。
 ムッタ       剥いた。(薩摩弁ムッタ)。
 ムッダ       無駄な考え。迷愚。
 ムディク      目出度。喜び。
 モックハチカ    逆立ち。逆転。(杢八貝は道になった貝)。
 ナ         ない。(薩摩弁ナカ。ネ。)
 ナーマ       名前。
 ナッシ       なし。無。
 ニガーチ      逃がす。敗走する。
 ニッダイタル    寝ぼ助。(薩摩弁ネッタイ太郎)。
 ニッチャ      日常。
 ニッッブハチ    唾吐き。
 ニッパカチ     煮沸。(薩摩弁ニッバカシ)。
 ニミラチ      眼がくっつく。(眠いらしい,沖縄弁型)。
 ニラヤ       地獄。根の国(沖縄弁ニラヤ)。
 オイタ       置いた。
 オコチマカ     醜い。(オカチメンコ)。小さい。(関西弁チンマイ)。
 オサーナ      納める。終結させる。
 オサタ       御座った。到着した。
 オサンヘチ     お散髪。髭をすく。
 オサヅイカ     按摩。マッサージ師(サツマ弁オサブイ)+(家)。
 オッカヤチ     置く。
 オッカラ      負う。(薩摩弁カラウ)。
 オッキッタ     落ちた。
 オッサッタ     失った。(薩摩弁ウッサッタ)。捨てた。
 オッツバチ     唾を吐く。
 オハラチ      お払い。取除く。
 オブウタ      負ぶった。
 オプフタ      覆った。覆蓋。
 オラサ       私の。(関東方言オラサ)。
 オリガラ      汚物。どぶ。おり。
 オワリヤーナ    終らせる。禁止する。
 パーチー      鉢。
 パタ        布。(古語ハタ津物)。
 パターカ      旗。
 バタラチ      渡らす。(古語・温水はワタ)。(ハタラキ)。
 パヅマ       蓮。
 ピロチカ      布。(風呂敷)。
 プタ        容器。袋。蓋。(容器の別名・風袋。フータイ)。
 プツ        別。
 プラーナ      古代の。昔の。古伝。
 プレ        古。過去。前。(フルとプレとは同源)。
 ラチ        楽。
 ラッタ       国。都。(羅都)。
 ルーパ       色。(沖縄弁ルー)。
 ロガ        病気。(労咳)。
 サーサティ     させる。やらせる。
 サーベティ     しゃべる。告げる。
 サシーサカ     逆さま。
 サッタ       去った。捨て去った。
 サッバ       一切の。(サバける。サバサバした。サッパリする)。
 サラーバ      台皿。皿鉢。
 サリタ       去った。行った。(薩摩弁サリタは歩いた)。
 シーマー      境域。なわばり。しま。
 シッカティ     しっかり。学ぶ。訓練をうける。
 シッキタ      しきたり。学んだもの。(薩摩弁シッキクは、してきた)。
 シラー       岩石。(磐余。石礼とシラの国)。
 スーピ       汁。(薩摩弁、スヒ)。
 スーラー      串。激痛。(貫ぬくもの)。
 スオラッサ     柔和な。(しおらしい)。
 スカリカ      享楽生活。(スッカラカンになる)。
 スシ        清い。清涼。(古語スシ)。
 スッダ       清透。(スンダ)。
 スバ        清らか。美しい。幸福な。(素晴らしい)。
 タータ       父。(トト。テテ。皇室用語ター)。
 タカ        竹。(固い皮層を特にタカと呼ぶ)。
 タクカ       大工。木匠。タクミ。
 タコ        皮膚。(固くなったものタコ)。
 タチ        立。
 タッカラ      玉。球状のもの。
 タッガ       確か。
 タラ        平。平地。掌(手のひら)。
 タラカ       平らな。
 チツタチ      突っ立つ。(薩摩弁チッタチ)。
 チナ        草。(草の輪をチナワ。茅輪という)。
 チリヤー      つる草。蔓性植物。
 ツッタ       突き棒。(薩摩弁ツッタクッは棒で突きまくる)。
 ツンガナーシカ   高い鼻をもった。(ツンとした鼻)。(天狗)。
 ツムバ       壷。
 テナ        泥棒。(手が長いはこの手長)。
 ウッカー      炬火。(<ウ>が大を意味する)。
 ウックッチ     大口あけて。叫ぶ(<ウ>が大を意味する)。
 ウッガーチ     打勝。征服。
 ウッターチ     立ち上る。起つ。(薩摩弁ウッタッ)。
 ウッチェダ     捨てておいた。(薩摩弁ウッチェタ)。うっちゃった。
 ウッチンダチ    死滅した。(薩摩弁ウッチンダチ)。
 ウッパージン    始める。(薩摩弁ウッパジム)。
 ウトラーシン    恐ろしい。(沖縄弁ウトゥルーシャヌ)。
 ウーミ       波。
 ウーナカ      少ない。(九州の一部ウーナカ)。
 ウーハサナ     嘲笑。(噂は一種の嘲笑)。
 ウーハナチ     放つ。放出する。切放す。(薩摩弁ウッパナツ)。
 ウンナ       軽蔑した二人称。うぬら。(薩摩弁ウンナ)。
 パッチャ      糞。(バッチィ。幼児語)。
 ビサダ       見定める。はっきり。(ビ→ミ)。
 ビスーカ      見世物。(薩摩弁ミスーカは見せようか)。(ビ→ミ)。
 ビチ        道。(ビ→ミ)。
 ビッバー      未亡人。(ビ→ミ)。
 ビディタ      見出した。(薩摩弁ミデタ)。(ビ→ミ)。
 ビッコピタ     激しく動揺する。
 ビャーヂ      病気。
 ビャッガ      虎。(白虎は当て字)。
 ベッタ       打った。
 ボッサ       無気力。無精な。
 ヤッカ       厄神。夜叉。
 ヤッタ       やった。努力した。
 ユッタ       結った。結んだ。
 ユッジャ      戦争。(薩摩弁ユッサ)。
 ヨッガ       適当。努力。(薩摩弁ヨカ)。
 ヨージャナ     用尺。(インド古尺。由旬)。
 ヨッタ       捻じた。稔った。縄。網。

 「パーリ語は、いつ、はいってきたか?」

 パーリ語はB.C.E.6世紀から11世紀までインドで広く使われた。

 パーリとは聖典を意味し、スリランカ(セイロン)に始まって

 ビルマ、タイ、カンボジア等に広まった南方仏教の用語である。

 日本にはいっている中国経由の仏教とは別のものとされて来た。

 とすれば、この沢山の、しかも仏教語でなく日常語としてのパーリ語は、

 一体、いつ日本語の中にはいったのであろうか?

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