2015年10月5日月曜日

日本人は日本列島土人か


 ≪日本人は日本列島土人か≫

  これまでの説では、

   日本人は日本列島の上で増加した民族で、

  旧石器時代からほとんど変化がなく、

  縄文、弥生、古墳といった文化の差は、

  単に外来文化を取り入れただけに過ぎない、

  とするのが有力だ。

  だがそれなら

   べットナー=ヤヌシュの血液型分布図と合わないことになる。

  分布図では同じ型の血液をもった人々が構成する血縁社会が、

  広い地域全体をすっぽり覆いつくすのが原則である。

  もし日本人が、この列島上だけで孤立して増え続けたものなら、

  他の広大な血縁社会以上に、

  狭い島国では純粋な血液型に独占されていなければならない。

  現在のようなABOの三型

  一様に入り混じったものには絶対にならない。

  より一層どれかに偏っていなければならない。


  「図」

  ●血液型分布図(上から対人口の100分比)

  ●べットナー=ヤヌシュ(1966年による)


  それにぴったり隣接している強力なB型圏の、

  モンゴル勢力に包み込まれるはずなのに、

  そうなっていないことも、有力な証拠である。

  このことは言語や他の文化が、

  やはりモンゴル系と余り結びつかない事実と共に、

  日本人のルーツが一系統でなく、

  複数であることを立証している。

  日本人がこの列島上で、

  孤立して成長したという考え方は、

  これではっきり否定される。

  また、

  日本の史書はすべての他の地域からの移民の立場に立って、

  「天孫降臨」や「神武東征」を語り、

  異民族との結婚を繰り返して伝え、

  大量の帰化や渡来人を記録している。


  さらに深く追求して行ってみよう。

  ※出典:加治木義博・言語復原史学会
     「㈱保育社『日本人のルーツ』:4・5」

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