ブログのタイトルは、会社をリタイアし、これからの生涯の趣味として、若いときから日本の歴史(日本書紀・古事記を含む史実の研究)、興味をもっていた。特になぜ「大化の改新(乙巳の変)」なのかの疑問については、我が国の文化の源=メソポタミア文明にまでさかのぼって確かめておく必要があり、オリエント史(ウバイド・シュメル)・ギリシァ史・インダス文明史・シナ(中国)史・朝鮮史の理解を深めることにより、今後の史学の発展、日本の真の歴史、日本文化源流・語源・成立、 地名・神社の由来及び解明、 日本人の感情、表現の相互理解、世界の平和繁栄等に少しでも貢献できればと思っています。私の至福(ひねもす徒然なるままに)は浦和レッズレディース&湘南ベルマーレの応援&歴史徒然のブログUP・ラフレさいたまでの温泉入浴&さいたま新都心コックンへの寄道&昭和歌謡を聞くこと。
2012年4月22日日曜日
マレー語に関する章(67)日本語はなぜ清濁がアイマイか
《日本語はなぜ清濁がアイマイか》
「日本語はなぜ清濁がアイマイか」
3世紀当時の倭人がP音のある言葉を使っていたことは、
カールグレンの漢魏音復元研究で、
帯方郡使の使った倭人の名詞に対する当て字の中の、
巴= Pag、卑= Pieg、柄=piang、不= pwo などが、
P音で始まっていることで充分立証されているし、
また沖縄県の八重山語では、
今もはっきりP音が聞きとれる。
それだけでなく、
私たち自身も何気なく日常に p 音と h 音、f 音を変換しながら使っている。
「一歩、二歩、三歩」や
「一把、十把」、
「皮膚、脱皮」、
「父母、実父」、
「富国、貧富」、
「派兵、出兵」などである。
また「イツ」と「イヅ」が同じだという清音・濁音の問題も、
『百人一首』の取り札(ふだ)には一字も濁点が振ってないのに、
今では濁音混じりで読み上げるし、
いわゆる方言によっては清濁が逆に聞こえるものまである。
それに加えて発音者の歯の噛み合わせが悪いと、
咀嚼(そしゃく)筋や側頭(そくとう)筋が邪魔をして
不完全発音(Lisp=リシュプ)になり、
葉擦れのような濁音混じりの舌足らずの幼児語のように聞こえる。
また沖縄語は、
ともすればマミムメモをバビブベボ化する癖(くせ)があるが、
これは対岸の中国福建省の強い濁音語の影響で、
その仲間は特にベトナム語で鼻濁音が激しい。
日本語の母語の一つであるマレー語もまた、
間違いなく沖縄~日本語の清濁混乱の原因になっている。
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