2012年4月22日日曜日

マレー語に関する章(67)日本語はなぜ清濁がアイマイか



日本語はなぜ清濁がアイマイか
 「日本語はなぜ清濁がアイマイか

3世紀当時の倭人がP音のある言葉を使っていたことは、

カールグレンの漢魏音復元研究で、

帯方郡使の使った倭人の名詞に対する当て字の中の、

巴= Pag、卑= Pieg、柄=piang、不= pwo などが、

P音で始まっていることで充分立証されているし、

また沖縄県の八重山語では、

今もはっきりP音が聞きとれる。

それだけでなく、

私たち自身も何気なく日常に p 音と h 音、f 音を変換しながら使っている。

「一歩、二歩、三歩」や

「一把、十把」、

「皮膚、脱皮」、

「父母、実父」、

「富国、貧富」、

「派兵、出兵」などである。

また「イツ」と「イヅ」が同じだという清音・濁音の問題も、

『百人一首』の取り札(ふだ)には一字も濁点が振ってないのに、

今では濁音混じりで読み上げるし、

いわゆる方言によっては清濁が逆に聞こえるものまである。

それに加えて発音者の歯の噛み合わせが悪いと、

咀嚼(そしゃく)筋や側頭(そくとう)筋が邪魔をして

不完全発音(Lisp=リシュプ)になり、

葉擦れのような濁音混じりの舌足らずの幼児語のように聞こえる。

また沖縄語は、

ともすればマミムメモをバビブベボ化する癖(くせ)があるが、

これは対岸の中国福建省の強い濁音語の影響で、

その仲間は特にベトナム語で鼻濁音が激しい。

日本語の母語の一つであるマレー語もまた、

間違いなく沖縄~日本語の清濁混乱の原因になっている。

言語復原史学会
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《参考》
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