2012年3月7日水曜日

マレー語に関する章(21)昔は沖縄にもいたアイヌの人たち



 《昔は沖縄にもいたアイヌの人たち
 「昔は沖縄にもいたアイヌの人たち

 しかし「コ」は沖縄語ではないから「ク」になる。

 今の発音なら「フィミク」である。

 ここで考えてほしいのは3世紀の沖縄住民が、

 この「フィ」を「ピ」と発音していたら「ピミク」になる。

 これは先に見たアイヌ語とまったく同じなのである。

 これは言葉だけが同じというのではない。

 沖縄には今もアイヌ系の人たちと体格、顔かたちが非常によく似た人が多い。

 また昔、沖縄が流求(りゅきゅう)と書かれていたころ、

 沖縄は「大リュウキュウ」と呼ばれ、

 その支配下にあって「小リュウキュウ」と呼ばれていた大きな島がある。

 台湾である。

 そこには昔のアイヌ系の婦人が、

 自分たち一族の誇るべき習慣として、

 口の回りに入れていた大きな「入れ墨」と完全に同じ入れ墨をしている

 アミ族と呼ばれる人々が今もいる。

 私は戦後、台湾を20回以上も訪問して、そうした人達を調査し。

 その結果分かったことは、

 アイヌ系の人たちとアミ系の人たちは、

 そのほかにも口でくわえて演奏する

 口琴(ムックリ)など多くの同じ文化をもっていることが分かった。

 (加治木義博著『日本人のルーツ』保育社カラーブックス1983年参照)

 卑弥呼の名前に「まさか沖縄語の影響が?」と思うかたもあると思うが、

 日本の方言を綿密に調べてみると、

 南九州から北海道まで、やはり三母音の発音がたくさんみつかる。

 また首相の姓でもあった「ナカ曽根」姓も昔から、

 沖縄と本州に分かれて分布している。

 けっしていい加減な話ではないのである。

 そして忘れてならないのは「三母音」というのはマレー語の特徴だということである。

 沖縄民謡がインドネシアのメロディに非常によく似ていることは、

 昔からよく知られているが、曲だけでなく歌詞の発音もまたよく似ている。

 古代にマレー語を話す人たちが沖縄に住んでいて、

 その言葉が今まで残っていることは、どこからみても間違いない。

   言語復原史学会
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 《参考》
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