2012年2月19日日曜日

マレー語に関する章(4)



 《どちらが祖先か日鮮両語

 三国遺事は、朝鮮の坊さんが1227年に、

 朝鮮に伝わる伝説、逸話などを集めて記録したものである。

 だから新羅建国からは少くとも1000年以上経過しているとみなけれはならない。

 それにもかかわらず、いま謎ときができるだけの、

 しつかりした中身を伝えていたのである。

 著者、僧一然氏は、殆んど700年日にあたる今、

 彼の仕事がこんなにも認められて、泉下で大いに満足していると思うのである。

 こうして、作為なく、収録者も話者も真相を知らぬままに話し、

 書き綴ったものが、

 新羅神話とは、日本神話と同じ天孫降臨の変型したものであることを証明した。

 新羅の始祖は半島でなく鹿児島に住み、

 その名も赫居(カゴ)之王と名乗っていたのである。

 とすれば後世朝鮮半島に住み、

 新羅の国を発展させた人々は血液も言語も、日本人と共通であったはずである。

 日鮮同祖論はここで新らしい大きな証拠によって、その正しさが証明されたことになる。

 ただ従来は半島から日本列島へ、人々が移り住んだと全く反対に考えられてきた。

 日鮮語の類似は、朝鮮語が日本へ入ったためだ、とされてきた。

 だが、どうやらそれは完全に間違っていて、

 正反対に日本から半島へ流入したとせねばならないようである。

 それを確かめるのは、別に難事でも何でもない。

 日本人は、すでにみたように、

 混成民族であることがはっきりしているから、

 日本語もまた、海外の言語が混入しているはずである。

 朝鮮語は、三韓が九州から移動したのであれは、

 共通語があって当然だから反対側の国々、

 南西諸島からさらに南西にひろがるマレー語圏のことばと、

 日本のことばを比較すれば、日本を中心にして、

 どちらからどちらへ移動したか、かなりの精度でつかむことが可能なはずである。

 このことはまた当然、

 これまで日本式発音だけで検討してきた官名などが、

 どういう構造になっているかを確かめるのにも役立つはずである。

 また日本語でとけない名詞。

 ヤマトとかアスカとか邪馬臺とか狗奴国とかの正体を、

 明らかにする手がかりが得られるかもしれない。

 沖縄の向うにはすぐ台湾があるが、その土着の言語はマレー語圏に属する。

 マレー語にはクリという発音で毛を意妹する語がある

 粟野はマレー語とすれば「毛の」を意味し、

 霧島の山ふところにあって毛人の国にさらに有力な証拠を加えることができる。

 まず大きく網をひろげて、さらに飛躍した証拠群を捉えるためにも、

 マレー語は重要な対象であり、それは大きな収穫を約束してくれている。

 『参考』
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 《参考》
 古代時代の考古学の最新発見・発表・研究成果
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