2012年1月20日金曜日

スキタイ・スキュタイ(3)



 スキタイ
 スキタイ

 《「角がある人」はヒミコのこと!

 読者はもうワカヒコがソナカであることは、よくご存じである。

 ソナカの別名には「角我阿羅斯等」というのがあったこともご記憶だと思う。

 そして韓国の大統領の姓などで、「ラ行」の発音が「ナ行」になることもお話した。

 こうなる。

 ツヌガアラシト (シト=ヒト=人)  日本語    角我阿羅斯等
 ツルカールニン (ニン=ヒト=人)  ペルシャ語  Zulkarnein

 そして面白いことに、このツルカールニンも、

 やはり「角(つの)のある人」の意味をもったコトバなのだ。

 それはアラビア語でドゥル・カルナイン、

 正確には「二本角のある人」という意味だ。

 ペルシャ語は発音をまねただけで意味はない。

 これまで語源だと信じられていた、そのアラビア語も、

 実はほかのコトバに対する「当て字」だったのである。

 そのもう一つ前のコトバはイランからアゼルバイジャンにかけて、

 紀元前1000年前後に発達した青銅器文化をもち、

 濃厚な遺物を残したルリスターン人のものだった。

 さらに、そこから東西に分かれて

 東は日本の銅鐸文化を展開した弥生人の一派になり、

 西ではハンガリー人として今も残り、

 さらに北上して有名なアッチラ大王を生み、今はフィンランド人として定着した。

 あの釋迦を出した集団

 「ギリシャ人にスキタイと呼ばれた人々のグループ」のコトバだったのである。

 それは前にもご説明したフィン・ウゴル語だ。

 そのコトバでは「tulk=通訳」「kalu=物ごと・要件」「nain=女性」である。

 「ツルカルナイン」とは「重要なことを通訳する女性」、簡単にいえば「女通訳」であるが、

 少し違う点はふつうの通訳は「ナンでもカでも」通訳するのが仕事だから、

 ただ「tulk」だけで充分なのである。

 それなのになぜ、こんなにゴテゴテとコトバを並べたのだろう?

 それは、当時のその地域の王たちが残した粘土板の文書を見れば分かる。

 そんな「名乗り」は王や貴族たちが好んでつけた「称号」なのだ。

 その「物ごと・要件」といったコトバは、人間が話すコトバではない。

 それは「神のコトバ」なのである。

 それを人間に分かるように、「通訳]する「女性] 。

 それが「ツルカルナイン」の本当の意味だったのだ。

 『Myブログ』
 ウワイト(倭人)大学講義録
 古代史ブログ講座     
 歴史徒然                
 ウワイト(倭人)ウバイド  
  ネット歴史塾       
 古代史の画像       
  ヨハネの黙示録とノストラダムスの大予言  
 オリエント歴史回廊(遷都)
 終日歴史徒然雑記     
 古代史キーワード検索 
 ひねもす徒然なるままに  

0 件のコメント:

コメントを投稿